テレビアニメ「ヤッターマン」の楽しみの一つは、ユニークなデザインで悪の一味をからかう小さな「コックピットメカ」たちだ!
30年前に生まれ、今もファンを笑わせる名脇役の誕生の歴史、エピソードを追った!
コックピットメカは、ヤッターマンなどタツノコプロのアニメ「タイムボカン」シリーズに登場して、ドロンボーたち悪役をからかうメカだ!
しかし、旧ヤッターマン全108話のうち出演したのは30回程度!
コックピットメカの“代名詞”おだてブタが初登場したのは60話と意外と遅い!
この「ブタもおだてりゃ……」というフレーズは、旧ヤッターマンにもかかわり、新ヤッターマンで総監督を勤める笹川ひろしさんの出身地である福島県会津若松市の方言から生まれた!
その後、タツノコプロの企画室の人々が次々とアイデアを生み出した!
おだてブタからも、扇子を持つ「おほめブタ」、涙を流す「なげきブタ」などの亜流も生まれ、ヤッターマンの後に放送された「ゼンダマン」で確固たる地位を築いた!
08年から放送が始まった新ヤッターマンには、「タイムボカン」シリーズの歴代の名キャラたちが総出演している!
「コーラスガラス」はゼンダマン、どじょうの「ドージョ」と「占いママさん」はオタスケマン、カブの形をした「オロカブ」はヤットデタマン……という具合だ!
その中でもユニークなのが、ゼンダマンに登場した「オシイ星人」だろう!
今や、「スカイクロラ」や「攻殻機動隊」で世界的クリエーターになった押井守監督が、タツノコプロに所属していたころのやりとりが元になっている!
若き日の押井さんの絵コンテを見て、笹川さんがつぶやいたせりふ「おしい、おしい、おしい、おしいなー!
もうちょっとー」というフレーズをそのまま使ったそうだ!
新ヤッターマンを手掛ける読売テレビの永井幸治プロデューサーは「コックピットメカの登場の加減は、演出の妙!
最初は苦労しましたが、最近は乗ってきたこともあって面白くなってきました!
ちなみにコックピットメカは毎回必ず1、2回出ていますが、実は回数は決めていません!
話の展開で出せるならばもっと……」と明かす!
新ヤッターマンでも新たなコックピットメカの企画を練っているといい、まず「逆転イッパツマン」に登場した女子高生メカをコギャル風にアレンジして出演させた!
永井さんのお気に入りのメカは「おだてブタ」と「オロカブ」だ!
永井さんは「オロカブは爆発の瞬間に出るなどタイミングが良くて、その瞬間が好き!
それにしても30年前にこれを考えた笹川さんは本当にすごいと思います」と、人気シリーズを支えてきた脇役たちに改めて敬意を示している!





